遍在的デザイン
更新日:2026.10.20 Author: 長谷川 敦士
専門家によるデザイン(expert design)に対して、誰もが生まれながらに持ち、日々の生活や仕事のなかで発揮しているデザイン能力。現代は個人から企業・制度・地域まで、あらゆる主体が自らのあり方を絶えずデザインし直すことを迫られる時代であり、遍在的デザインと専門的デザインの相互作用によって社会変革が生まれると考える。
ミラノ工科大学名誉教授のエツィオ・マンズィーニが『Design, When Everybody Designs』(2015)で提唱。同書では、専門的デザイナーの役割は自ら解決策をつくる人から、人々がデザインできる条件を整える人(イネーブラー)へと移るとされる。日本語版(2026年、八重樫文監訳)が刊行されている。DSS ver.2.0の「デザインマネジメント実践」が全ビジネスパーソンのリテラシーとして位置づけられた背景とも重なる考え方。
関連語:ソーシャルイノベーション、デザイン態度、コ・デザイン、コ・スペキュレーション
出典
- Manzini, E. (2015). Design, When Everybody Designs: An Introduction to Design for Social Innovation. MIT Press.
- エツィオ・マンズィーニ(2026)『誰もがデザインする時代のデザイン 日々の営みからソーシャルイノベーションを生み出すための思想と実践』八重樫文監訳、岡本晋・森一貴・石塚理華・中山郁英訳、ビー・エヌ・エヌ.
お問い合わせ
気になる活動やメンバー、プロジェクトのご相談も、お気軽にご連絡ください。コンセントのお問い合わせフォームで受け付けています。