意味のイノベーション
更新日:2026.10.5 Author: 長谷川 敦士
製品やサービスの機能・技術を改良するのではなく、人々がそれを使う「理由」、すなわち意味を新たに提案することで生まれるイノベーション。ユーザーの既存ニーズへの応答ではなく、内側(作り手のビジョン)から外へ向かう問いかけと、批判(クリティカル)を通じた意味の深化を重視する。
ミラノ工科大学のロベルト・ベルガンティが『Design-Driven Innovation』(2009)でデザイン・ドリブン・イノベーションとして提示し、『Overcrowded』(2017)でアイデアが溢れる時代の方法論として発展させた。日本では八重樫文・安西洋之らによる翻訳・研究を通じて普及した。
関連語:デザイン態度、ビジョン、クリティカルデザイン
出典
- Verganti, R. (2009). Design-Driven Innovation: Changing the Rules of Competition by Radically Innovating What Things Mean. Harvard Business Press.
- ロベルト・ベルガンティ(2012)『デザイン・ドリブン・イノベーション』佐藤典司監訳、同友館.
- Verganti, R. (2017). Overcrowded: Designing Meaningful Products in a World Awash with Ideas. MIT Press.
- ロベルト・ベルガンティ(2017)『突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる』八重樫文・安西洋之監訳、日経BP.
- 八重樫文・後藤智・安藤拓生・増田智香(2019)「意味のイノベーション/デザイン・ドリブン・イノベーションの研究動向に関する考察」『立命館経営学』57(6), 101–127.
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