存在論的デザイン

更新日:2026.10.5 | Author: 長谷川 敦士

「私たちは世界をデザインし、デザインされた世界が翻って私たちをデザインする」という、人と人工物(環境)との相互循環的な関係としてデザインを捉える視点。デザインを人が生み出す絶対的な成果物ではなく、人の存在や行為のあり方を形づくる関係の生成として理解する。

テリー・ウィノグラードとフェルナンド・フローレスが、ハイデガーの解釈学やマトゥラーナの生物学を手がかりに、人工知能の限界を論じつつコンピュータ設計の新しい基盤として示した(1986)。「Ontological Designing」の語はアン=マリー・ウィリスが2006年の論文で体系化した。アルトゥーロ・エスコバル『多元世界に向けたデザイン』(2018、邦訳2024)が第4章で中心的に取り上げたことで改めて注目を集めている。

関連語:オートポイエーシス、トランジションデザイン、遍在的デザイン

出典

お問い合わせ

気になる活動やメンバー、プロジェクトのご相談も、お気軽にご連絡ください。コンセントのお問い合わせフォームで受け付けています。