スペキュラティブデザイン
更新日:2026.10.5 Author: 長谷川 敦士
「起こるかもしれない未来」を具体的な人工物やシナリオとして形にし、人々に問いを投げかけることで、望ましい未来について考え議論するきっかけをつくるデザイン。「思弁的デザイン」とも訳される。問題解決(problem solving)ではなく問題提起(problem finding)を目的とする。
当時英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)デザイン・インタラクションズ学科を率いたアンソニー・ダンとフィオナ・レイビーが提唱。可能な未来(possible)・起こりそうな未来(probable)・もっともらしい未来(plausible)・望ましい未来(preferable)を区別する「未来コーン」を用いる。アート作品のような形をとることが多いが、人々に未来洞察の機会を与えるデザインと解釈できる。議論(ディスコース)を生み出すデザインとして捉えるディスカーシブデザインの考え方にもつながる。
関連語:クリティカルデザイン、ディスカーシブデザイン、コ・スペキュレーション
出典
- Dunne, A., & Raby, F. (2013). Speculative Everything: Design, Fiction, and Social Dreaming. MIT Press.
- アンソニー・ダン、フィオナ・レイビー(2015)『スペキュラティヴ・デザイン 問題解決から、問題提起へ。』久保田晃弘監修、千葉敏生訳、ビー・エヌ・エヌ新社.
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